TN:JogasakiRika 最高2038/最終2010 TN:ショウカ 最高2045/最終2045
S13もお疲れさまでした。変な構築をなるべく作りたい昇華と申す者です。
今期は、前期の構築である
【S12最高最終2003】崩し特化ラキムドーコントロール - 莉嘉Pのポケモン戦記
に改善点を感じながらシーズンを始めたため、毎シーズンの構築変更をとりやめ、同じ構築を一部変更して用いることを決めて臨みました。
その結果、中盤での2ROM2000や初めてとなる2000帯での戦いを行えたので非常に実りのあるシーズンとなりました。
同じ構築を用いることで、プレイングも向上出来たと感じているので、次回以降に生かしていければなと思います。前回と変わらないところも多いので、別の角度から記事を書いて行こうと思います。
ちなみに、長期のサイクルも可能で、相手の展開を阻害するための補助技を全員が仕込んでいるために「コントロール」、受け回しの観点から構築を組んでいるので「ラキムドー」が主軸という意識でタイトルにさせていただいています。実際は攻め選出が多いですが…。
以下常体にさせていただきます。
【構築経緯】
S13もS12と似たような環境になることが想定され、長期のサイクルを想定していない構築や崩し枠を処理すれば受けまわせる構築が一定数存在することが考えられた。そのため、強力な受けを2-3体とサイクルも回せる攻め駒から構築を作ればいいという結論に至ったため、前回とほぼ同じ構築を使うことにした。受け駒としては、受けの対応範囲の広いラキムドーを採用し、受けまわせない構築でも別の仕事を出来るような技構成を意識した。
取り巻きの攻め駒としては、受け回しを使っていて出てきやすいポケモンを列挙し、それらに対応できるポケモンを並べた。
出来たのが上の画像のような構築である。前回のレヒレによる壁展開を無くした代わりに、役割集中による強引な突破と対面選出による勝ち筋を取り入れた形になる。
【単体解説】
ドリュウズ@たべのこし かたやぶり
実数値:217(252)-156(4)-80-x-128(252₊)-108
技構成:じしん/スマートホーン/つのドリル/どくどく
役割:①受けミラー対策
②オニゴーリ対策
③サイクルパーツ(有効打の無い対電気等)
サイクル要員にも攻め駒にもなる残飯HDドリュウズ。
採用に当たっては、裏に浮いている物理受け(とできれば特殊受け)が必要になる癖の強いポケモンであるが、本構築ではラッキーとエアームドを採用することで条件を満たしている。また、水妖との相性補完にも優れており2匹で短いサイクルを回せる。
他のオニゴーリ対策と違ってオニゴーリの選出を抑制せず高確率で返り討ちにできる、と前回は書いたが、今期はオニゴーリの取り巻きが変わったせいで出せる機会がさらに減ってしまった。しかし、コケコ・デンジュモクなどの対電気、気合い玉の怖さがあるとはいえテテフにも有利がとれるのは他にはない個性なので他の枠を検討しながらも使い続けた。
どくどくを打ってサイクルを回すという基本の立ち回りが知られてしまっているせいか、コケコに挑発されたり、ギルガルドを後出しされるというプレイングをよくされたので打つ技は慎重に選択していかなければいけないと感じた。
ドリルは中盤まで10回20回と外していたが終盤は3割に収束させるほどの働きをした。
体感選出率:6位
実数値:203(220)-112(252₊)-102(12)-x-103(20)-71(4) :DL調整
技構成:じゃれつく/アクアブレイク/アクアジェット/はたきおとす
役割: ①対面処理(攻め要員の負担軽減)
前期のレヒレに代わって入ってきた枠。前期構築で改善するべき点を考えたところ、
a.アタッカーが止まる並びに弱い(レヒレバンギ等)
b.負担が少ないために、ダメージレースで負ける
c.相性不利を覆せない
d.先制技がないため、ミリ残しの相手に負担をかけられる
e.エースの負担が大きい(火力不足でギャラはひるみや急所が必要になり、アーゴヨンではZを切らされジリ貧になる)
などが考えられた。そこで、エースの負担を軽減できる高い火力をもち、レヒレと同様のサイクルパーツにもなり、特に対電気やゲンガーに対して相性をひっくり返す性能を持つポケモンとして「チョッキマリルリ」を採用した。
結果的にラッキーで相手が出来なかったウルガモス等の選出抑制に繋がったり補完として十分すぎる働きをした。
レートが上がるほどラッキーの代わりに出す機会が増え、1~4位に劣らない選出率であるように思う。
体感選出率:5位
参考:【S12 最高&最終2116】素早さ平均65の対面構築 - Sparkring aria!!!!!!!!!
ラッキー@しんかのきせき しぜんかいふく
実数値:335(76)-x-62(252̟₊)-x-148(180)-70
技構成:ちきゅうなげ/でんじは/ステルスロック/ねむる
役割:①積みの無い特殊に対する受け
②起点作成
もうステロを撒いた時点で型バレしそうな雰囲気のある電磁ステロラッキー。
積みのない特殊に対する受け性能はすばらしく、特殊受けでありながら後続の起点を作成できる独自の性能を持つ。また、この型を採用するとどくまもに対して単体でPP枯らしが出来るので相手の選出を腐らせることもできる。
一方で、カプ系に対して全く役割を持てず、積み特殊に対しても信用が出来ない。(だからこその取り巻きの採用)
そのため、レートが上がるにつれかなり選出率は減っていった。
別のポケモンに変更をしたいが、ゲッコウガに対して強く、あまりレートで見ないポケモンや変な型が来た時にも対応できる可能性があるので変更はしなかった。
受け崩しのための行動を相手に強制させるので、行動を読みやすくなるという強味を活かして対戦を行っていた。
体感選出率:4位
参考:S9 最終レート2173 8位 結論asamiループ - 芝Zで差をつけろ!
実数値:172(252)-106(44)-205(212₊)-x-90-90
技構成:ブレイブバード/ふきとばし/どくどく/はねやすめ
役割:①物理受け
②削り
マンダグロスなど現環境の強力な物理アタッカーに強い受けとして採用。
物理受けとしての仕事をするためのどくどくはねやすめ。ギミック構築に対する抵抗、積み起点回避、ステロダメ蓄積などのためのふきとばし。残り1枠は挑発と攻撃技の枠を圧縮するためにブレイブバード、と前回と同様の技構成に落ち着いた。
ただ、今シーズンはHB特化したい場面と相変わらずブレバが役立つ場面とがあり、型変更するかどうかで本当に悩まされた。
結果的には、ウルガモスやバシャーモを葬れるこの型を選んだが要検討。
エアームドが環境に増えてきたのでメタを張られていることも多く、ここから崩そうとしてくる相手が多かったが「吹き飛ばしでやり過ごしながらゴツメダメージを入れてエースを通すだけでいい」と考えていたため結果的に最も選出した。
ラッキー同様に、「このポケモンに交替することを見越して相手は選択をする」ことを意識して対戦を行っていた。対戦相手が沼プレイだとキレていたのを見たが、こういう理屈がある。
体感選出率:1位
参考:今日の一発芸 第8回^_^ ブレバエアームド 育成論 - 芝Zで差をつけろ!
ギャラドス@メガストーン いかく→かたやぶり
進化前実数値:171(4)-177(252)- 99-x-120-146(252₊)
進化後実数値:171(4)-207(252)-129-x-150-146(252₊)
役割:①対選出対策
②積みエース
本構築のエースその1。マリルリギャラの役割集中で無理やり全抜きをするという勝ち筋を意識したため、前期のかみくだくの枠を止めに来やすいレヒレに等倍で入る地震に変えた。
威嚇挑発耐性耐久により自ら起点を作れるのは強く、他のポケモンで対応できない範囲に刺さりやすいので最適なメガ枠であると感じている。ただ、草タイプの受けをなかなか突破できなくなったためにうまく周りで削る必要がある。
序盤中盤で特に活躍し、終盤は攻め駒3体選出をよくしたため、前期よりもかなり選出率は良くなった。
体感選出率:3位
アーゴヨン@ドクZ ビーストブースト
実数値:149(4)-x-93-179(252)-93-190(252₊)
役割:①対面処理
②積みエース
本構築のエース2。
しかし、絶妙に火力が足りないため、悪巧みを積むか展開する前に相手を削っておくことが必須のポケモンである。
ドラゴン技が無くて困る場面よりも、補助技透かしや択緩和、麻痺待ち、毒ダメ稼ぎと応用が利く身代わりのあるアーゴヨンが便利すぎて他の型を使う気が起きない。
前期は起点要員が見える時以外は後続において展開することが多かったが、今期は先発起用が増えた。
「ガルーラに対面グロパン」や「ミミッキュに対面剣舞・身代わり」など交替を見越してのアドバンテージを取るための選択されることが多いため、居座るべきか相手のレートや構築を見て考える機会が多い。
オニゴーリもドリュウズの代わりに処理する機会が今期は多かった。
体感選出率:2位
【まとめ】
以上になります。正直体感選出率は適当でドリュウズ以外はまんべんなく出していた印象です。この構築はアゴギャラのストッパーを両方入れている構築に相変わらず弱いですが、前回よりも苦手な範囲は減ったのでいい改善が出来たと思います。
ポケ勢の知り合いも増えてきて、キャスを覗いたり、声をかけていただく機会も増えて非常にうれしく思います。ありがとうございます。
何かあれば、@shuk_pまで。お友達も募集しております(いつもの)
来期は長いので複数構築を作っていろいろ実験出来たらなと思います。
改めて対戦ありがとうございました。