(全盛期)
TN:ショウカ 最高2164↑(未更新分不明)最終2126 19位
戦績推移
109−63(2000)→123−68(2050)→127-68(2100)→133-70(2150)→140-76(最終)
TN:RIKA.J 最高2101 最終2101 49位
戦績推移
88−41(2000)→95−43(2050)→99-43(2100)
以下ダイマックスをDM表記とする。
【はじめに/構築経緯】
先月ぶりです。初めて見た方は初めまして。昇華と申すものです。
今回大幅に自己最高レートを更新することができました。本当に苦しかったですが、応援いただいた周りの皆さまのおかげです。ありがとうございます。しかし、同時に最後は怒涛の連敗で1桁から陥落すると言う非常に悔しいフィニッシュとなりました。
長時間ポケモンをやってると負け筋整理できないし択負けしやすくなることを思い知らされました。
常に上位いる人はすごいですね。
さて、構築の話になるのですが今回使ったのは「対面構築」になります。
私自身「ギミック」「サイクル」が本業なもののシーズン序盤にサイクルを回そうと思っても択の連続できれいにサイクルが回らないなと感じたためです。
しかし従来の「襷+DM+ミミッキュ」の形は禁止ルールにより使えないのでそれに準ずる強い形が必要でした。
「襷+DM候補+DM候補」のような形ではDMしなかった方を強く扱うのが難しく、例えば一方にスカーフを持たせてもサイクルに対して大きく不利になります。対面構築である以上、広い技範囲を相手に押し付けていくことができなければ強い動きとはいえません。
そこで積みリレー的に動かしながらも、あわよくば初手から相手を倒しにいくと言う形を考えました。
つまり、「起点作成(ウエポン持ち)+DMエース+襷」の形です。
その形を達成するために相手にスローテンポな展開を強いたいので構築全体を壁貼りから展開する構築のように見せることを考えました。
また、環境分析した際に以下のようなことを考え構築に工夫をしました。
・パッチラゴンの選出誘導力
パッチラゴンを見せておくだけで地面+フェアリーを選出で強く呼ぶので、パッチラゴンは選出せずに火力特化した広い範囲を持つアタッカーでそれらを狩るのが有効。
・襷の重要性
襷を用いないストッパーを作りにくい環境なので相手の襷を潰し、自分の襷枠を強く使うことができれば勝率を稼げる。襷枠は接地しているのでステルスロックである必要はない。→まきびし
・選出誘導による試合の再現性の高さ
今環境、一見多くのポケモンが出てきたように見えるが、タイプが同じ場合、担っている役割は同じ。同じ選出をして同じように対戦することを繰り返すことによりミスを減らし、安定してレートを稼ぐ。
そうしてできたのが、上の画像のような構築になります。英国のお嬢様が使いそうなポケモンが軸になったのでこのようなタイトルを付けました。
個体解説で深掘りしていきたいと思います。
以下、敬体放棄。
【個体解説】
ポットデス@きあいのたすき くだけるよろい ひかえめ 基本選出
努力値(実数値):136(4)-76-85-204(252+)-134-122(252)
役割:①ストッパー
:②積みエース
本構築の中心にして環境最強の襷枠。
パッチラゴンを見せて誘導されたフェアリー+地面をウーラオスと合わせてゴリ押しで狩っていく。
威力180アシストパワーがH4パッチラゴンに306 ~ 361(184.3 ~ 217.4%)であり、珠ダメまきびしゴツメを考慮すると襷枠でありながらDMパッチラゴンを確定で吹き飛ばしながらその裏ごと貫ける対面構築にふさわしい性能を持つ。
DMを切れば先制技の無効化も可能であり、悪ウーラオスも立ち回りで役割対象とすることが出来る。
ギガドレインの襷復活やあられダメ圏外逃れが地味にえらい。
サザンドラにだけは何もできないので周りで倒しておくかカビゴン+ピクシーによる選出抑制が効いていることを祈る。
コンセプトなので選出率は1位。
英国お嬢様要素その1。
クレッフィ@ゴツゴツメット いたずらごころ ずぶとい 基本選出
実数値(努力値):164(252)-90-157(252+)-100-108(4)-95
マジカルシャイン/ラスターカノン/まきびし/でんじは
役割:①対面処理
:②襷潰し
:③S操作
本構築の地雷枠。
構築全体が壁からゆっくりと展開する構築に見えるので相手としては、
・ウーラオスで壁を貫通して負担を与える・・・①
・展開役を初手におき同様に展開する・・・②
・地・炎を初手に置いて有利をとる・・・③
のいずれかを選ばざるを得ない。
①の場合は1ターンで3−2の盤面が形成され、②の場合はゲンガーなら電磁波+特化水ウーラオスと合わせて催眠展開を許さず、キュウコンなら電磁波でDMエースストッパーの役割を失うか対面処理が可能。オーロンゲなども挑発のターンは削りに使え、引かれて起点にされても襷を盾にポットデスで破れば負けに直結ということはない。③も水ウーラオスを合わせにいってもいいし、1撃で倒されてもまきびしや電磁波を撒くだけでタテられそうなら先発が読めても関係なく初手から出す。
・・・などなど、地雷枠にしてはかなり実践的な型である。
コンセプトなので選出率は2位。
英国お嬢様要素その2。
ウーラオス連撃@じゃくてんほけん ふかしのこぶし いじっぱり 基本選出 非巨大
実数値(努力値):185(76)-200(252+)-120-74-80-140(180)
すいりゅうれんだ/インファイト/かみなりパンチ/アクロバット
役割:①DMエース
S:最速パッチラゴン抜き
本構築のメインDMエース。弱点保険型は耐久ラインベースで調整するのが普通であるが、弱点を突いてくるフェアリーが耐久振りで火力がないことや電磁波をクレッフィで入れておくとDM温存の選択肢を取ってくる事も多いので落とせる可能性が高く、苦手な相手もポットデスと2匹がかりで飛ばせるように火力特化を選択した。
Hに76振るだけでもいろんな攻撃をミリ耐えする場面が多く、たまたま環境と噛み合う調整だったと考えている。
コンセプトなので選出率は3位。
英国お嬢様要素ではない。
パッチラゴン@いのちのたま はりきり ようき
実数値(努力値):166(4)-152(252)-110-90-90-139(252+)
でんげきくちばし/げきりん/つばめがえし/けたぐり
役割:①DMエース
:②選出誘導
とはいえ、最終盤にはパッチラゴンに甘い構築が増えたので選出率がめでたく最下位から脱出することになった。100%DMするのでウーラオスとの同時選出は0%。
けたぐりの枠は炎の牙、身代わりなど入れ替えていたが最初の3ウエポンだけで機能したのでなんでもよかった。
選出率は前述の通り最終的に5位。
英国お嬢様要素ではない。
ピクシー@アッキのみ ずぶとい マジックガード
実数値(努力値):202(252)-81-137(252+)-115-111(4)-80
役割:①選出抑制
:②TOD
:③スリップダメ構築対策
本構築の一応地雷枠。アッキなのにマジックガードピクシー。
ミミッキュやドラパルトのいない環境では天然である必要はそこまで高くなく、それよりも受け系統に対して初手ダイマで数的有利を取った後にTODを仕掛けられる耐久マジックガード型の方が有効と考えた。
他にも天然のふりをして積みアタッカーを引っ込ませてスリップダメを入れてくるも入らず再交換した時には瞑想を複数回積んでいて・・・という展開にもなり得たので実質W特性と言える。
天然でないせいで負けたという試合はなく、特定構築に対するピンポイント選出であるのなら汎用性を求めなくても良いと考えている
選出率は4位。
多分英国お嬢様要素。
カビゴン@とつげきチョッキ いじっぱり あついしぼう 非巨大
実数値(努力値):236(4)-178(252)-117(252)-76-130-50
からげんき/いわなだれ/たねばくだん/じしん
役割:①選出抑制・誘導
:②リザガモス対策
:③DMエース
懐かしのABチョッキカビゴン。リザガモスを後出しから飛ばすようにいわなだれ、地面や水の対策としてたねばくだんをメインウエポンとして採用した。補完として機能停止しないためのからげんき。あとは使い勝手がよく特殊との打ち合いにも役立ちそうなダイアース元のじしんを採用。
序盤〜中盤でこそ選出機会があったが終盤はリザ自体がでてこなくなったので置き物になってしまった。
それでもカビゴンを処理できるポケモンを出させることが出来るので選出が読みやすかった。
選出率は6位。
英国お嬢様要素ではない。
【終わりに】
以上になります。
ずっと動画視聴勢でしたがサンムーンからレートを初め、長い時間をかけてやっと2100を達成して、記録上でも2164まで最高レートを伸ばすことができました。
しかし、最後の最後で連敗して届いたはずの1桁順位を手放してしまったのが、本当に悔しくてたまりませんでした。
ただ、勇気を持って最後まで戦い抜いたことは認めてもらいたいです。多分2170代まで行ってたんじゃないかなと思ってますがこのレート表示仕様では仕方ないですね・・・
疲れたので、S11はどうしようかなと思いますが、一緒に構築作ろうぜとか通話しようぜとかあったらおじさんですがお誘いください。前の仕事でぶっ壊れた肉体やメンタルが回復してやっと真人間になってきたので。
何か質問等あればtwitter:@shuk_pかコメント欄へ。「ところで城ヶ崎莉嘉ちゃんかわいいですね」とか付け加えれば、この構築以外のことでも大丈夫です。
また、次の記事でお会いしましょう。