TN:JogasakiRika 最高1978 最終18XX TN:ショウカ 最高2003 最終2003(いずれも190Xより使用)
今シーズンもお疲れさまでした。毎シーズン地雷構築でレートに潜っている(つもりの)昇華というものです。S12で久々に2000に乗せることができたので記事に残したいと思います。S9~S12のシングルおよび仲間大会等で作った大量のガラクタ構築を寄せ集めて作成したものであり、結果が出て本当にうれしく思います。
前身となるアーゴヨンの枠がカミツルギだったり、ギャラの枠がマンダである構築はシーズン後半から使っていましたが、この形に変更をしたのが最終日曜日の夕方からと2日間しか使っていません。そのため、自分自身も構築を十分に理解できていない部分があるかと思います。そんなところではありますが、読んでいただければ幸いです。
以下、敬体放棄。
【構築経緯】
12シーズン目にもなると、優秀な構築記事が出回っていること、熱心なプレイヤーばかりがゲームを続けていることなどのことから、どのレート帯の構築も隙が少なく、単体の地雷ポケモンで意表を突いて倒すことが困難になってきたことを感じていた。一方で、優秀な崩しは皆が使うので、最近の構築記事に目を通すことでメタを張る先を絞れたり、選出画面や対戦が始まって間もなくで型が読めてしまうことも多くなってきたと感じていた。
しかし、メタを張りやすいからといって受け構築が強いかというと、現環境の崩し枠が多様すぎて6体ではとてもではないが対応しきれない。読めても対応するポケモンがいないのでどうしようもない、ということが多々ある。
そこで、受けたい構築を絞り込み、それ以外の構築は他の方法で対応することにした。それによって、現環境のメタの張りやすさ、型の読みやすさを利用しつつも、詰むということが少なくなるようにした。
限られた6体であらゆる構築に対して全対応を目指すに当たって、
・受け攻めを構築内に同居させること
・全員が詰め筋になれること
・補助技により対応範囲を拡大させること
を意識した。
また、1体1体に複数の役割を持たせることによって、ポケモン同士のシナジーを生ませるようにした。これにより、相手の構築によって色んな戦術を柔軟に選択出来るようにし、相手から見えにくい勝ち筋(=崩し)を作れるようにした。
もう一つ、自分の作る構築は毎回運勝ち要素がないので、積極的に運勝ちをできるように意識した。
出来たのが上の画像のような構築である。
【単体解説】
ドリュウズ@たべのこし かたやぶり
実数値:217(252)-156(4)-80-63-128(252+)-108
技構成:じしん/スマートホーン/つのドリル/どくどく
構築の出発点。残飯HDドリュウズ。前期オニゴーリ入りが上位に多くあったこと、レート最終盤のオニゴーリ増殖時期に潜らないといけないことも考えて採用した。
他のオニゴーリ対策と違ってオニゴーリの選出を抑制せず、高確率で返り討ちにできるのが良い。(後述のエアームドを使って身代わりの無い状態で対面させていたことも有るが)
また、受けループにとって厄介なコケコやテテフ、デンジュモク等も役割対象であることから、ピンポイントの採用にとどまらないのが良い。
一撃必殺技があるので受けミラーにも強い。
ラッキーで電磁波を入れることにより、抜きエースとして対戦を終わらせることもある。
起点になりやすいためにあまり出したくないが、いかに勇気を出して選出できるかが使いこなす鍵であると思う。
オニゴーリ入り以外ではどくどくを後続に入れていくことが基本的な立ち回りになるが、ドリルを連打しなければいけない構築もあって辛かった(当たらない)
体感選出率:6位
実数値:176(244)-X-155(44+)-120(36)-156(44)-123(140) H:4n,B<D,S:準速キノガッサ抜き
受けループにおける水枠といえばドヒドイデかヤドランであるが、
・地面弱点でない
・サイクル崩しのジャラランガ・リザXのメインウエポン無効・半減
・数値が高い
ことを踏まえてレヒレを採用した。
自身が詰め筋になるために瞑想。物理との打ち合い、後続の積み起点作成やエアームドに疑似的に鉄壁を持たせるためのリフレクターを採用した。
積み構築と受けループを繋ぐ潤滑油的な存在であり、出した時は活躍した。
ラッキーとのアンチシナジーはあまり気にならない。
努力値調整は要検討。
体感選出率:5位
ラッキー@しんかのきせき
実数値:335(76)-X-62(252+)-X-148(180)-70
技構成:ちきゅうなげ/でんじは/ステルスロック/ねむる
受け選出、積み選出ともに始点となる最近流行りの電磁ステロラッキー。
この構築では両受けができるようなポケモンを採用していないため、どくまもに対してサイクルを回してPPを枯らすという動きが取れない。そこで、単体でPP枯らしが出来るねむる型で採用した。
積みのない特殊に対する受け性能は相変わらず素晴らしく、積み特殊に対しても電磁ステロ投げによる起点作成と削りで容易に後続で切り返すことができた。
物理に対しても、電磁波を入れることで上からの受けを可能にしたり、後続で処理できるようにしたり対応範囲を広げることができた。
ゲッコウガに弱くないステロ撒きとして、もっとはやるべきではないかと思う。
体感選出率:1位
参考:S9 最終レート2173 8位 結論asamiループ - 芝Zで差をつけろ!
実数値:172(252)-106(44)-205(212+)-X-90-90
技構成:ブレイブバード/ふきとばし/どくどく/はねやすめ
マンダグロスなど現環境の強力な物理アタッカーに強い受けとして採用。
物理受けとしての仕事をするためのどくどくはねやすめ。ギミック構築に対する抵抗、積み起点回避、ステロダメ蓄積などのためのふきとばし。残り1枠は挑発と攻撃技の枠を圧縮するためにブレイブバードを採用した。
反動技を採用するのは怖かったが、挑発を読んで殴って1:1を取ったり、頑丈を盾にラス1を処理したり、後出しをそのまま葬ったりとかなり強かった。
吹き飛ばしにより、ドリュウズが身代わりの無い状態でオニゴーリ対面を作れたのが対オニゴーリ勝率をより高めてくれたと思う。
体感選出率:3位
参考:今日の一発芸 第8回^_^ ブレバエアームド 育成論 - 芝Zで差をつけろ!
ギャラドス@メガストーン いかく→かたやぶり
進化前実数値:171(4)-177(252)- 99-X-120-146(252+)
進化後実数値:171(4)-207(252)-129-X-150-146(252+)
この構築に対して出される相手のポケモンに対し、水悪の範囲が刺さるように感じたためメガギャラドスを採用した。基本的に積み始めたら戻れないので、止めに来るカバルドンやテッカグヤなどの物理受けを逆に起点にしたり、エアームドやレヒレを出していないときに相手の後出しマンダギャラに起点にされないようにするための挑発型である。
メガの3すくみからは外れているメガ枠なだけあって、メタの対象外になっていることも多く刺さりは良かった。
体感選出率:4位
アーゴヨン@ドクZ ビーストブースト
実数値:149(4)-X-93-179(252)-93-190(252+)
本構築のエース。
しかし、絶妙に火力が足りないため、悪巧みを積むか展開する前に相手を削っておくことが必須だと考えている。
そこで、悪巧みを積む機会を作るために、相手のZ透かしの行動を起点にするための身代わりを採用した。この技は周りとも強力なシナジーを持ち、毒ダメージを蓄積したり麻痺待ちに使うこともできる。また、相手の先発ジャロやガッサを読んで出すことで簡単に処理することもできた。
ABミミッキュもステロ込みでドクZで飛ばせるのでいい具合に意表がつけたと思う。
体感選出率:2位
【まとめ】
以上になります。
使った感想としては、今までサイクルで苦手としていたグロパンガルーラ、両刀マンダ、挑発ギャラ、オニゴーリ、エレキフィールドかみパンなどに対して対処手段が作れたことは収穫かなと思います。何か思いつけばまた追記します。
来期も変な構築で2000を目指したいと思います。ありがとうございました。
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最期に、最初に偉そうに色々言ってたけど割と相手の型読み外します(つらみ)