S16お疲れさまでした。
今期平日ほとんど毎日14~16時間ほど働いていた悲しき男、昇華と申します。
今期はそれでも隙間時間で色んな構築を試しましたが本当に勝てなかったですね。勝てなかった中で何なら少しはましなのかというものを拾い集めてなんとかたどり着いた感じの構築になります。本当にきつかった。受けでしかプレイングが環境に太刀打ちできないのに、環境が崩しだらけでまったく受けきれない状況でした。
そこで、受けることを最低限にし、攻めへの切り替え、といういつもの通りの結論に達し、何とかやってみたのが今回でした。
そして、本構築は
s14最高・最終2150[29位] 山紫水明カバラッキー - ハピナス道場
の並びを参考にしており、オリジナリティがないんじゃないか、と記事を書くのをためらう気持ちもありましたが、カバカグヤが常識外れなのでまあいいやという感じになりました(テッカグヤは参考元がありますが)
どちらかというと環境分析中心に語ると思います。
よろしければどうぞ。
以下敬体放棄。
【構築経緯】
受け攻めのスイッチをするうえでそのシーズンに軸にすえる物理受けを誰にするか、というのが構築の始まりになると思っている。
潜ってみたところ、周りで補助してメガ枠を通す、というコンセプトが特に今期主流だったのではないかと感じていた。
剣舞クチート、剣舞リザ、マンダ、ガルーラなどのよく見るものに加え、環境の隙をついてきたメガバシャーモの復活、グロウパンチで崩しに参加するようになったメタグロスなど早急に処理しなければ全タテされるような奴らばかりであり、一番自分にとって使いやすい物理受けのエアームドはかなり逆風の印象を受けた。
では、どうすればよいのだろうか。
上記のメガほとんどに有効打をもち、最低限の1:1も視野に入る物理受け。候補になったのはゴツメカバルドンとカウンターヌオーの2匹であった。地面タイプしか物理受けとして機能しにくいだろう、という判断である。
しかし、ヌオーは流石に数値が低く、周りの介護があって輝くポケモンであることに使用して気付いたため、カバルドンを採用して構築の始点とした。
最初が決まれば引き先を用意すれば構築は埋まっていく。
特殊水受けのラッキー、そして崩しに参加しがちな対特殊電気としてウツロイドを採用した。ここまででエスパー地面の一貫が気になる。そこでテッカグヤを採用しカバウツロカグヤの強い並びが完成した。
そうすればあと2枠は補完である。
1体ははカバルドンで受けきれないタイプをを見ることができ、受けに参加できながら、ビビヨンポイヒガッサなど身代わりを絡めた戦術への抵抗や高速であることによる崩し枠への潰しとして特殊マンダを採用。
もう1枠は受け崩し枠でありながら、受け枠の厳しい対オニゴーリで勝てるポケモンが必要だった。
…挑発をもったオニゴーリなら受け崩しをしながら、相手のオニゴーリを突破できる。
これにて構築が完成した。
【個体解説】
実数値(努力値):185(4)-65-67-196(252+)-151-155(252)
カバルドンと相性の良い特殊受け兼抜きエースその1
環境によくいるヒトムグロスレヒレ有効打を持つポケモンはいないか…と思案していたところ上記の構築記事でイカサマ採用されていたのを見て感動したため採用した。
また、ジャラランガ対策をフェアリーを採用せずに行う事で確実に選出させたうえで処理できるために選出読みが緩和できる。性格がひかえめなのもジャラランガ意識で火力に補正をかけて有利な乱数で戦えるように意識したため。
これは元ネタが天才だと思いました。
参考:s14最高・最終2150[29位] 山紫水明カバラッキー - ハピナス道場
テッカグヤ@ジメンZ いじっぱり ビーストブースト
実数値(努力値):173(4)-168(252+)-123-114-121-113(252)
ヘビーボンバー/じしん/どくどく/ニトロチャージ
受けテッカグヤを使ってみたかったものの、結局いつも通りアタッカー型にしたなにより意表を突けるテッカグヤ。
某ホモで強い受けルーパーのこの言葉で、テッカグヤの役割が「短いサイクルで裏のエースを通しやすくすること」と自分の中で定義づけできたためにこの型の採用が出来た。元ネタはあるものの、ジメンZが打ちたい、アタッカーと気づいて出てきた数値受けに毒を入れたいと実践の中で必然的に採用が決まった型であるのでこれまた元ネタが天才だと思います。
参考:【usum s8 最高最終2154】Here is my utopia 【最終3位】 - 悠久の川流れ
実数値(努力値):215(252)-133(4)-187(252+)-79-92-67
じしん/あくび/どくどく/なまける
ゴツメカバルドンであるが、あくびどくどくを両採用した珍しい形になっている。
カバウツロカグヤにおいては負担をかけるためにどくどくはほぼ必須。
そして、本構築においては起点作成から全抜きも視野に入るポケモンが複数いるためにあくびの採用は構築にマッチしていたように思う。
凍ったりひるんで突破されたことは数知れず。やっぱり数値で受けるよりかは耐性で受けたいのが正直な感想だが、1:1をたくさん取ってもくれたので感謝はしている。
実数値(努力値):170-148-150-170(236)-113(20)-189(252+)
ボックスにいたやつを連れてきた。努力値はもっといいのがあったに違いないが、最後まで使い続けた。刺さる相手には刺さる。
威嚇が効かないおかげでランドやクチートなど即処理できる場面もあったので特殊の強みも感じたが、やはり火力不足。
対キノガッサ唯一の抵抗なのでキノガッサが見えたら即先発だった。
ラッキー@しんかのきせき ずぶとい しぜんかいふく
実数値(努力値):335(76)-x-62(252̟₊)-x-148(180)-70
ちきゅうなげ/ステルスロック/でんじは/たまごうみ
特殊受け。挑発ゴーリを通すうえでステロ+挑発による交替抑制は必須である。
よって、1枠確定。
電磁波も受け攻めをスイッチする構築においては毒よりも優先される技だと認識しており採用が決まった。
ずっと使っているので役割破壊にはかなり気づくことが出来てよかった。
オニゴーリ@たべのこし むらっけ おくびょう
実数値(努力値):177(172)-×-106(44)-102(12)-104(28)-145(252+)
対オニゴーリ対策兼詰め。
正直零度よりも相手の対策枠を腐らせる挑発の方が圧倒的にむらっけ事故を引き起こしやすく運勝ちが多い印象であった。
悪を殺す悪、ではなくただの悪。
零度がなくとも十分に機能するのが厄介。
挑発ゴーリミラー、いぶきゴーリ、かみつくゴーリ等に負けたので完璧ではないが最も安定するゴーリ対策であることは間違いない。
ラッキーが電磁波を6割近く外した分、こいつがすぐに耐久や回避を上げて勝っていた。
【所感・まとめ】
以上になります。
今期は時間が無さ過ぎたという割にかなり多くの構築を使用しました。
どれも本当に勝てなく、カバルドンと心中くらいの気持ちで使用した構築です。
環境が煮詰まり切っていて、本当に意表をついても勝てないし、動きが知られていても勝てないです。来期どうすればいいんでしょうか。わかりませんが、なんとかします。
また、来期もよろしくお願いします。
なにかあれば@shuk_pまで。
TN:ショウカ 最高/最終2008